DTM(デスクトップミュージック)を始めるには、いくつかの基本的な機材やソフトウェアが必要です。しかし、いきなり高価な機材を揃えるのはハードルが高いですよね。そこで、今回はコスパ良くDTMを始めるための機材について、初心者向けにまとめました。これから紹介するアイテムを揃えるだけで、すぐに音楽制作をスタートできる環境が整います。
PC(パソコン)
まず、DTMを行うためのパソコンは欠かせません。高性能なPCが理想ですが、初心者がいきなり高価なマシンを買う必要はありません。ポイントは、CPUの性能とメモリの容量です。音楽制作では多くの処理を行うため、これらが重要になります。
おすすめスペック(最低限):
- CPU:Intel Core i5 または AMD Ryzen 5 以上
- メモリ:8GB以上(理想は16GB)
- ストレージ:SSD 256GB以上(音楽ファイルは容量を食うため、できれば1TB以上を推奨)
音楽制作を始めるにあたって容量はかなり必須です。できる限り沢山用意しておくのをおすすめします。
DAW
DAW(Digital Audio Workstation)とは、パソコン上で音楽を録音・編集・ミックスするためのソフトウェアや装置の総称です。音楽制作において中心的な役割を果たし、ボーカロイド曲制作にも必須のツールです。
DAWでは、次のようなことができます。マイクやギターなどの楽器の音声を録音する、ビートやメロディを打ち込む、楽曲のアレンジを行う、エフェクトを追加する、 トラックをミックスダウンする。
1. Studio one
Studio Oneは、PreSonusが開発した人気のDAWで、初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されています。直感的な操作感が特徴で、ドラッグ&ドロップ機能が豊富に用意されているため、音楽制作のフローが非常にスムーズです。初心者でも使いやすく、さらにプロフェッショナルな機能も豊富に揃っているため、最初のDAWとしてもおすすめです。
主な特徴:
- 直感的な操作性:ドラッグ&ドロップで簡単にトラックの編集や音源の追加が可能。
- バンドル音源・エフェクトが充実:最初から多くの音源やエフェクトが付属しており、追加の投資が少なく済む。
こんな人におすすめ:
- 初心者でも使いやすいDAWを探している人
- コスパを重視しつつ、プロフェッショナルな機能も使いたい人
2. Cubase
Cubaseは、Steinbergによって開発された、歴史のあるDAWで、プロの音楽プロデューサーや作曲家にも愛用されています。MIDI編集の強力な機能や、豊富なプラグイン、音楽制作全般における細かい制御が可能で、特に作曲や編曲に重きを置くクリエイターに向いています。また、オーケストラや複雑なMIDIの打ち込み作業をする際にも非常に優れた性能を発揮します。
主な特徴:
- 強力なMIDI編集機能:細かい音符や表現の編集が可能で、作曲・編曲に最適。
- 豊富なプラグイン:サウンドデザインに役立つエフェクトや音源が標準で揃っている。
- 長い歴史と信頼性:プロフェッショナルの現場でも長く使われている実績があり、安定したパフォーマンスを提供。
こんな人におすすめ:
- MIDI編集を重視した作曲・編曲を行う人
- プロ仕様のDAWを使いたい人
- オーケストラや複雑な音楽を制作する人
※さらに具体的な記事はこちらをご覧ください!
オーディオインターフェース(IF)
PCと楽器、マイクなどを接続するために必要なのが「オーディオインターフェース」です。これがあると、音の遅延が少なくなり、音質も向上します。初心者には、シンプルでコスパの良いインターフェースを選ぶのがポイントです。
おすすめオーディオインターフェース:
- MOTU M2
私も愛用しているIFです。かなり使いやすいのでおすすめです!
ROLAND ( ローランド ) / A-49-WH MIDIキーボード
MIDIキーボードはあればかなり作業効率が上がります。マウス操作でもDTMは可能ですので無くてもOKです。
ただし、私としてはMIDIキーボードの導入はかなりお勧めします。
¥20,800(税込)
VST音源
「VST音源」は、ソフト上で使用する仮想楽器やエフェクトのことです。多くのDAWには最初からいくつかの音源が付属していますが、追加でインストールすることで、より多様な音作りができるようになります。無料でもクオリティの高いVST音源が多数ありますので、まずはコスパの良い無料音源から始めるのがおすすめです。
※初心者の方などにおすすめ音源記事を下記に張っておきます。
まとめ
DTM初心者がDAWを選ぶ際には、どのソフトウェアが自分の制作スタイルや目的に合っているかを考えることが大切です。Studio Oneは初心者でも手軽に始められる利便性があり、Cubaseは作曲や編曲に特化した多機能なDAW、そしてPro Toolsはプロのレコーディングやミキシング作業に向いています。いずれのDAWも優れた性能を持っており、自分に合ったものを選んで、音楽制作の第一歩を踏み出しましょう。